>>>>週刊ニューヨークフォト通信(12) <お茶>
 
 
   皆様いかがお過ごしですか?
  ニューヨークは先週前半のうだるような暑さから 一転して、過ごしやすい涼しい天気となりました。
 
 

 日本はそろそろ梅雨の季節ですね。ニューヨークは梅雨はありませんが、6月に入るとあっという間に暑くなります。ここ2週間ほどが一年でもっとも過ご しやすい時期かもしれません。朝の通勤も、コートなしで、しかもスーツを着ていても快適なのはこの季節だけですね。みんな気持ち良さそうに、朝の光を浴びながら、紙コップに入ったコーヒー片手にオフィスに向かって歩いています。

そういえば、コーヒー片手に通勤する風景は、今ではすっかり見慣れてしまって違和感を感じませんが、初めの頃は新鮮に感じたことを思い出します。日本では、通勤時に飲み物をすすりながら、という人はあまり見かけませんが、こちらでは紙コップを片手に通勤してる人は本当に多いです。もちろん、こぼれないように薄いプラスチックの蓋がついているのですが、この蓋にはちいさな「口」が開いていて、みんなそこからすするようにコーヒーを飲みます。中には、紙コップではなくプラスチック製の「マイカップ」を持ってきて、それにお店でコーヒーを入れてもらうひともいます。それくらい、アメリカでの(特にニューヨークでの)通勤風景にコーヒーは欠かせなくなっています。

さて、「BC(紀元前)・AD(紀元後)」ならぬ、「BS(Before the StarBucks)・AS(After the StarBucks)」と言われるほど、StarBacks の登場でアメリカのコーヒーを取り巻く環境は様変わりしたと言われますが、こと「ティー」となると、イギリス的な味覚に慣れ親しんだ日本人にとっては異様な状況が繰り広げられています。

まず、だいたいのレストランやカフェにおいて、コーヒーに関してはまずまずのものが出てくるにも関わらず、「ティー」をオーダーすると、ティーバッグと一緒にただのお湯が出てきます。そしてそのティーバッグも、ふつうのレストランだとたいてい「リプトン」です。まず日本の喫茶店で、いきなりティーバッグが出てきて、しかもそれが目に見える形で出てくることは無いでしょう。
しかしこちらでは、結構なグレードのレストランでも出てきますから、びっくりです。しかも、「リプトン」。いや、別にリプトンに恨みは無いのですが、最低でも「トワイニング」くらいの味は欲しいと思ってしまいます。(リプトン・ファンの方、失礼しました)

また、日本では「美味しい紅茶」というと、葉っぱの上質なもの、それをリーフでポットを暖めながら、お湯の温度に注意して・・・といったように、葉っぱが本来持っている「うまみと香り」をいかに引き出すか、といったところがポイントになりますが、こちらで「美味しいティー」というと、「ちょっと変わった、気の利いたフレーバーがブレンドされている」ということが重要で、お湯の温度や葉っぱのグレードや、リーフかティーバッグかや、ましてやカップの温度など(こちらはティーでもマグカップや紙コップが主流です)は全く気にならないといった様子です。

その代わり、日本には無いフレーバーのティーが多く、日本で求める「美味しい紅茶」とは全く別物として楽しめば、カジュアルで、コーヒーに飽きたときの代用として、もしくは気分転換ための「香り」として、また違った良さを感じることができます。私も最近は、もっぱらそういった気分転換のための道具として楽しめるようになりました。

ということで、今日のフォト通信は、第4話<カフェ>でも出てきた「コネチカット・マフィン」のお茶のストックの写真です。すこし小さいので見づらいかもしれませんが、棚の上に12種類のお茶が用意されているのがわかりますでしょうか? ダージリン、アールグレイ、イングリッシュ・ブレックファストのような代表的なものから、カモミール、ミントなどアメリカで人気の高いもの、あとは、ストロベリー・ヒップ、アップル・マンゴー、トロピカル・フルーツなどのフルーツ系、ブラック・ベルベットという。これはちょっと「エキゾチックな」ものなどが並んでいます。それと、ここの特徴は、フィジー・グリーン・ティー、チャイナ・グリーン、センチャ・グリーン(煎茶)など、3種類もの「グリーン・ティー(緑茶)」が並んでいることです。今度、この3種類を飲み比べてみようと思っています。




 
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