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995年11月にISO WG21とANSIX3J16(C++言語)のジョイントミーティングが日本で開催された。そこにANSI委員であるThomas Plum、P.J.Plauger、そして日本国内でISOWG14(C言語)の委員を務める、A社のFが集まった。そこできっとこのような会話がなされたのだろう。



「米国ではC++が組込みでも使われだしているが、日本ではどうかね」

「日本はCあるいはC+ASMが主流、場合によってはまだまだASM。なぜなら C++は理解が大変。おまけに、C++はわけのわからないコードをコンパイラが出す。日本市場はコンシューマが大きく、組込みといっても米国のような産業機器中心とは訳が違いますね。One Chipマイコンじゃ使えるメモリがねぇ」

「しかし、ソフトの作り方、パラダイムと言ってもよかろうが、パソコンで主導の方法論が必ず組込みにやってくるではないか。MS-Cの影響力を思い出してみたらどうか」

「そうは言ってもね、いまのままのC++の仕様は、まるで転がる雪だるまじゃないですか」

「ところで、日本の半導体ベンダーはどう考えているかね」

「そうですねぇ、一度、業界の裏方と呼ばれる二人(*)を呼んでみましょう」



(*)現在の委員長であるNEC門田と副委員長の東芝田丸のこと。「二人合せて門田丸」と悪口を言う人もいる。かくして友達の輪が広がり、Embedded C++技術委員会の誕生へと歩みだした。



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