更年期不定愁訴


 1. 臨床報告1:
更年期不定愁訴症候に対する加工ブシ末(アコニンサン錠)単独治療
……………症例数97例:多施設(東京女子医大他8施設)…………

 2. 臨床報告2:
更年期障害に対する加工ブシ末(アコニンサン錠)の使用経験
……………症例数19例:三楽病院産婦人科………………

 3. 症例報告3:
更年期障害に対する加工ブシ末(アコニンサン錠)の使用と LH, FSHなどへの影響
……………症例数22例:三楽病院産婦人科……………

 4. 症例報告4:
更年期障害に対する加工ブシ末(アコニンサン錠)の使用と LH, FSHなどへの動態
……………症例数33例:三楽病院産婦人科……………

 5. 症例報告5:
産婦人科における漢方薬(当帰芍薬散加附子湯+加工ブシ末)治療の効果
……………症例数80例:至誠会第2病院・東京女子医大……………

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1. 臨床報告1

《更年期不定愁訴症候に対する加工ブシ末(アコニンサン錠)単独治療》

    
臨床試験施設 東京女子医大産婦人科 青山病院産婦人科
 稲田登戸病院産婦人科 河北病院産婦人科
 賛育会病院産婦人科 三楽病院産婦人科
 至誠会第二病院産婦人科 三宿病院産婦人科
 同愛記念病院産婦人科

【対象患者】
 
更年期不定愁訴を訴えた 97例。
婦人科手術既往歴の有無別、特に卵巣摘除の有無別に層化。
【患者背景】
 
手術(+)群と(-)群との間に年齢、年代分布、結婚歴、学歴、嗜好等で有意差はなかった。
【投与方法】実証・虚証を考慮することなく、加工ブシ末を単独投与。
【投与量・
 投与期間】
1.5g/日 2週間投与。症候の改善しないものについては、3g/日に増量し、さらに2週間投与。
【結果】
加工ブシ末(アコニンサン錠)は下記の不定愁訴に対する改善率が高い。

血管運動神経障害様症状:のぼせ・顔面紅潮・汗をかきやすい・手足の冷え
運動器官障害症候   :肩こり・腰痛・関節痛
精神・神経障害様症候 :頭痛・不眠・うつ症

 改善率%(手術既往歴なし)

のぼせ 顔面
 紅潮
汗をかき
やすい
手足の
冷え
 不眠 頭痛
 頭重
 肩こり 腰痛
 72  59  53  53    45   72   71   55

 改善率%(手術既往歴あり)

のぼせ 顔面
 紅潮
汗をかき
やすい
手足の
冷え
 不眠 頭痛
 頭重
 肩こり 腰痛
両側卵巣摘除  45   43   64   60    86   50   55    33
片側卵巣摘除  75   75  100   0    50   50   33    0
子宮摘出のみ  80  100   75   /    0   50   50    /
その他 100   67   67  100    /   50   50    33

加工ブシ末(アコニンサン錠)には、抗うつ作用が認められた。
   SRQ-D 16点以上のうつ症は、有意に減少した。

【副作用】
加工ブシ末(アコニンサン錠)投与により、消化器系、心・循環器系、血
液生化学等に、なんら副作用は認められなかった。

         血液生化学検査データ

  項目   例数  投与前  試験終了時 
WBc (×102/mm3)   60 5.6±1.3 5.5±1.0
RBc  (×102/mm3)   60 442±34 441±34
Hb     (g/dl)   60 13.3±1.0 13.3±1.0
Tp      (%)   60 7.4±0.5 7.4±0.5
Alb     (g/dl)   60 4.4±0.3 4.4±0.3
GOT     (IU)   60 20±9 19±6
GPT     (IU)   60 18±13 16±7
LDH     (U/ml)   60 293±65 299±68
Triglyceride  (mg/dl)   50 112±47 110±42
HDL     (mg/dl)   19 47±15 48±15
T.chol    (mg/dl)   56 207±45 212±43
空腹時血糖  (mg/dl)   35 96±15 96±21

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2. 臨床報告2

《更年期障害に対する加工ブシ末(アコニンサン錠)の使用経験》

【報告者】木村好秀 東京都教職員互助会三楽病院産婦人科
【対象患者】三楽病院産婦人科を受診した患者のうち、更年期障害によると
思われる不定愁訴を訴えた患者 19例
【患者背景】19例中8例(42.1%)の既往歴に婦人科開腹術が行われていた。
 子宮筋腫6例(単純子宮全摘出3例、単純子宮全摘出+偏側付属器摘出術3例)
 卵巣嚢腫1例(患側付属器摘出術)
 卵巣癌 1例(単純子宮全摘出+両側付属器摘出術+ 大網切除術)
【投与方法】加工ブシ末単独投与。
【投与期間】1日量1.5〜3.0gを食前または食間に分3で1ヶ月以上連日投与
19例中17例は1日量1.5g投与。
【結果】
加工ブシ末(アコニンサン錠)は下記の不定愁訴に対する改善効果が高い。


血管運動神経障害様症候 のぼせ(88.2%)    顔面紅潮(81.2%)
            汗をかきやすい(78.5%)
            手足の冷え(61.5%)

泌尿器系障害症候    残尿感(100%)     頻尿(66.6%)

運動器官障害症候    肩こり(63.1%)    腰痛(55.5%)

精神・神経障害様症候  頭痛・不眠(75.5%)  うつ症

      加工ブシ末(アコニンサン錠)は、
「クッパーマン指数」「CMI健康調査」による判定によっても、
   更年期障害不定愁訴の改善に有効であると認められた。

加工ブシ末(アコニンサン錠)は、
うつ症の改善にも効果があった。

【安全性】
本剤投与前後の血液一般、肝生化学、尿一般、血圧などの検査結果に、
全く異常はみられなかった。

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3. 臨床報告3

《更年期障害に対する加工ブシ末(アコニンサン錠)の使用とLH, FSHなどへの影響》

【報告者】木村好秀 東京都教職員互助会三楽病院産婦人科
【対象患者】
 
 
昭和63年3月より1年3ヶ月間に当院を受診した患者のうち、更年期障害により顔がほてる、汗をかきやすいなどの血管運動神経症状を訴えた患者のうち検討可能な22例
【患者背景】
 
 
 
 
 
平均年齢 52.0±4.2歳
全例閉経(閉経時年齢:49.9±4.6歳)
学歴:短大卒以上13例(59.1%)職歴:有職者9例(40.9%)
婦人科既往歴 単純子宮全摘出2例(9.0%)、単純子宮全摘出
       +両側付属器摘出術4例(18.2%)
【投与方法】加工ブシ末単独投与。
【投与量・
 投与期間】
1日量3.0〜4.5gを分3、食前または食間に服用。
1ヶ月以上連日投与を原則とした。
【結果】
加工ブシ末(アコニンサン錠)は クッパーマン更年期指数における血管運動神経障害様症候:
顔がほてる・汗をかきやすい・腰や手足が冷える・息切れがする を有意に改善した。

加工ブシ末(アコニンサン錠)は、抗うつ作用を示した。

加工ブシ末(アコニンサン錠)の投与後、 血中 LH, FSHの有意な低下が認められた。
PRLも正常範囲内で有意に低下し、 E2は増加傾向が認められた。

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4. 臨床報告4

《更年期障害に対する加工ブシ末(アコニンサン錠)の使用と
 LH, FSHなどの動態》

     
【報告者】木村好秀 東京都教職員互助会三楽病院産婦人科
【対象患者】
 
 
当院で更年期障害と診断され、本剤の単独投与と血中ホルモン
値の測定を実施できた 33例
【患者背景】
 
 
 
 
平均年齢 51.96±3.8歳   既婚者 26例(78.8%)
学歴:短大卒以上21例(63.7%)職歴:有職者14例(42.4%)
婦人科既往歴 単純子宮全摘出5例、単純子宮全摘出
       +両側付属器摘出術4例
【投与方法】加工ブシ末単独投与。
【投与量・
 投与期間】
 
1日量3.0〜4.5gを分3、食前または食間に服用。
1ヶ月以上連日投与。投与前および投与後1ヶ月ごとに 血中ホルモン値 LH・FSH・PRL・E2を測定。
【結果】 

加工ブシ末(アコニンサン錠)の投与後、血中 LH, FSHは低下した。
      特にLHの低下が顕著であった。
   投与前LH低値群では、投与後E2が上昇した。

血管運動神経症状は、投与前のLH, PRL, E2高値群に有効率が高く、
      低値群では有効率が低かった。

SRQ-DならびにCMIの改善と各 血中ホルモン値の間の相関は、
      明らかではなかった。

血管運動神経症状と各血中ホルモン値との関係は、LH, PRL高値群では
     「ほてり」と「多汗」に有効率が高く、
     「冷え」、「息切れ」は有効率が低かった。

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5. 臨床報告5

《産婦人科における
     漢方薬(当帰芍薬散加附子湯+加工ブシ末)治療の効果)

               

     
【報告者】
 
 
 
相羽 早百合至誠会第二病院産婦人科
井口 登美子東京女子医大産婦人科
大内 廣子 東京女子医大産婦人科
【対象患者】全80例
    内訳更年期障害 17例   手足の冷え 13例  月経異常   4例
 不定愁訴症候群 11例(うち術後不定愁訴2例) 不妊症    6例
 月経困難   5例   月経周期異常 3例  無月経    4例
 月経前緊張症 3例  子宮筋腫   3例  腰痛     3例 
 習慣性流産  3例   子宮脱    2例  卵巣欠落症  2例
 神経痛    1例
【投与方法】当帰芍薬散加附子湯エキス細粒+加工ブシ末。
【投与量・
 投与期間】 
 
 
当帰芍薬散加附子湯エキス細粒 9g/日
加工ブシ末1.5g〜3.0g/日
分3、食前または食間に服用。
最低1ヶ月以上。最長1年9ヶ月。
【結果】
  1. 更年期不定愁訴・卵巣摘出後不定愁訴
         (28例、カッコ内は改善率)
    顔面紅潮(86%)多汗(89%)手足の冷え(82%)
    手足のしびれ(79%)頭痛・頭重(75%)肩こり・肩痛(85%)
    頻尿(73%)手足関節痛(78%)残尿感(75%) 
    不眠(45%)怒りやすい(33%)

  2. 手足の冷え:主訴が手足の冷えで、
          他の疾患のない患者13例 有効率92%

  3. 不妊症・習慣性流産    
    不妊症 6例中5例妊娠(うち1例はホルモン剤併用) 有効率 83%    
    習慣性流産    3例中3例出産          有効率100%

  4. 月経困難・月経異常・無月経・月経前緊張症(カッコ内は有効率)    
    月経困難5例(80%)  月経異常7例(71%)     
    無月経4例(75%)   月経前緊張症3例(100%)

  5. 子宮筋腫・子宮脱・卵巣欠落症    
    子宮筋腫3例(67%) 子宮脱2例(50%) 卵巣欠落症2例(50%)

  6. 腰痛・神経痛    
    腰痛3例(100%)  神経痛1例(100%)

【安全性】
本剤投与前に、血液一般、血清化学、尿一般、血圧などを検査し、比較 検討したが、両者の間には、全く異常が認められなかった。本剤服用に より、消化器障害を訴えた者も認めなかった。


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